子どもが折り紙をうまく折れないときの教え方|三角折りをきれいに折る6つのコツ

折り紙の三角折りは、「角と角を合わせて折るだけ」に見えます。

けれど、子どもが折っているところを見ると、角がなかなか合わなかったり、せっかく合わせたのに折る途中でずれてしまったりすることがあります。

そんなとき、「角をちゃんと合わせて」「ずれないように折って」と声をかけても、子どもにはどうすればそうできるのかが分からないこともあります。

大人が何気なくしている三角折りも、細かく見ると、見る場所、紙の持ち方、指の動かし方、押さえるタイミングなど、いくつもの動きが組み合わさっています。

三角折りがうまくいかないときは、出来上がった形だけを見るのではなく、どの動きで困っているのかを見てみましょう。

今回は、三角折りをきれいに折りやすくする6つのポイントを紹介します。

目次

まずは「角を合わせる」ところを見てみよう

折り目のつけ方に目が向きがちですが、その前にある「角と角を合わせる」こと自体が、子どもには難しい場合があります。

角がなかなか合わないときは、

  • 人差し指をどこに置いているか
  • 手全体が大きく動いていないか
  • 紙をどのくらいずつ動かしているか
  • どこを見ながら合わせているか

を見てみます。

動画では、人差し指の位置や手を机につける場所、角を少しずつ動かす様子を紹介しています。

1.人差し指を角に当てる

まず確認したいのは、紙のどこを持っているかです。

角から離れたところを持っていると、動かしたい場所と指が離れているため、細かな調整がしにくくなります。

人差し指を角の近くに当てて、合わせたい角そのものを動かしてみます。

2.手の一部を机につける

角を合わせようとして、紙と一緒に手全体が大きく動いていることもあります。

そんなときは、薬指あたりを机につけて手を安定させてみます。

手全体を動かすのではなく、指先で少しずつ位置を調整しやすくなります。

3.人差し指を少しずつ動かす

角がずれていると、紙を右へ大きく動かし、行きすぎたら今度は左へ……と動かしてしまうことがあります。

手全体ではなく、角に当てた人差し指を少しずつ動かして位置を合わせます。

「ゆっくりやって」だけではなく、**「この指を少しずつ動かしてみよう」**と具体的に伝えると、何をすればよいか分かりやすくなります。

4.まず「頂点」を見る

角を合わせるとき、紙全体を見ていると、どこを合わせればよいのか分かりにくくなることがあります。

最初に見るのは、角の頂点です。

「この角と、この角を合わせてみよう」と見る場所を絞り、まず一点を合わせます。

最初から辺全体まできれいにそろえようとせず、見るところを一つにするのがポイントです。

角は合ったのに、折るとずれるのはなぜ?

「角はきれいに合っていたのに、折り終わったらずれている」

そんなときは、角を合わせた直後の手の動きを見てみてください。

特に見たいのは、

  • 角を合わせたあとに手を離していないか
  • 紙を押さえる手と、折り目をつける指をどう使っているか

です。

動画では、「角を合わせた手を離さない」「反対の手で紙を押さえる」「指で折り目をつける」という流れを紹介しています。

5.角を合わせた手をすぐに離さない

角が合ったら、押さえている手はそのままにします。

その位置を保ったまま、反対の手で紙を押さえます。

ポイントは、両手を一度に離さないことです。

「角を合わせるところまではできているのに、最後にずれる」という場合は、折り方ではなく、手を離すタイミングを一度見てみるとよいかもしれません。

ここは、完成した三角だけを見ていると気づきにくいところです。

6.「押さえる手」と「折る指」の役割を分ける

角を合わせたら、一方の手で紙が動かないように押さえ、もう一方の人差し指で折り目をつけていきます。

押さえるときは親指にも少し力を入れます。人差し指に力が入りにくいときは、少し立てると押しやすくなることもあります。

慣れてきたら、反対側の折り目では左手を使うことにも挑戦します。

そのときも両手を一度に離さず、片方の手で紙を押さえてから、もう一方の手へ替えていきます。

「きれいに折って」ではなく、困っている動きを一つ見つける

ここまで6つのポイントを紹介しましたが、全部を一度に子どもへ伝える必要はありません。

三角折りがうまくいかないときは、まず手元を見てみます。

  • 角から離れたところを持っている
  • 手全体を大きく動かしている
  • どこを見ればよいか分かっていない
  • 角を合わせたあとに両手を離している
  • 折り目をつけるときに紙が動いている

この中から、今困っているところを一つ見つけます。

そして、

「まず、この角を見てみようか」

「ここを机につけてみようか」

「この手はまだ離さないでみよう」

と、一つだけヒントを出してみます。

折り紙では、紙をつまむ、動かす、押さえる、折り目をつけるなど、指先を使う動きが続きます。

最初から全部を上手にするのではなく、一つの動きができたら、また次へ進んでいきます。

三角折りがうまくいかないときに見る6つのポイント

  1. 人差し指を角に当てる
  2. 手の一部を机につけて安定させる
  3. 人差し指を少しずつ動かす
  4. まず角の頂点を見る
  5. 角を合わせた手をすぐに離さない
  6. 押さえる手と折り目をつける指の役割を分ける

大人には「角と角を合わせて折る」という一つの動作に見える三角折りも、子どもの手元を見ると、いくつもの小さな動きに分けることができます。

うまく折れないときは、「もっときれいに折って」と繰り返すより、どの動きで止まっているのかを見つける。

そこが分かると、子どもに伝えるヒントも、ぐっと具体的になります。

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